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■霊芝とは |
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霊芝は、サルノコシカケ科に属するキノコで、和名をマンネンダケと言います。
実際には一年生植物(一年で生命を終える)ですが、強靭な組織をもち、極めて生命力が強いことからこの和名がつけられました。
霊芝は、漢方素材で最も貴重な薬草としてよく知られています。「続けて服用すれば、体は軽く、不老長寿になる」とは、中国医学最古の薬物書『神農本草経』にある霊芝に関する記述です。 |
※ルノコサルノコシカケ(さるのこしかけ、Polyporaceae) |
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■霊芝の種類 |
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『神農本草経』や『本草網目』に記されている霊芝の種類は以下の通りです。
・赤芝(せきし) ・黒芝(こくし)
・青芝(せいし) ・白芝(はくし)
・黄芝(おうし)
・紫芝(しし)
赤芝が現在栽培されている最も一般的な霊芝であるといわれています。 |
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■霊芝の栽培 |
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霊芝には、「野生霊芝」「栽培霊芝」があります。
自然界に自生で発生する野生霊芝はほとんど見つけられません。
仮に見つかったとしても、霊芝は、まわりの環境の影響をうけやすく、昆虫や、風雨などで薬効成分が流れ落ちたり、変質したりして良質のものは期待できません。
霊芝は、まわりの環境の影響をうけやすいキノコの一種です。
安全性の観点から、「自然もの」の野生霊芝はお勧めできません。 |
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霊芝の栽培方法には、容器栽培と原木栽培があります。
容器の中で栽培するのが容器栽培で、培養した種菌を原木に植え付けて栽培するのが、原木栽培です。
よい霊芝を作るには原木栽培が最適です。
自然原木栽培は、もっとも手間のかかる方法ですが、本来の霊芝の力を最大限に高めることができるのです。 |
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