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■燕の巣 |
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燕の巣(つばめのす、漢名:燕窩)は、東南アジアのごく限られた海岸断崖に住むアナツバメが産卵期に分泌される唾液を固めて作る巣のことをいいます。
若返り、美容、健康維持、滋養強壮などを目的に、楊貴妃も好んで食べていたとい |
ており、
宋美麗なども106歳まで長寿を全う |
したと伝えられています。
また、主に紀元前から高級料理(薬膳)として用いられており中国料理では貴重食品としてよく知られていました。 |
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キツバメの巣には、天然のものとハウスで養殖されたものがあります。
さらに、天然ものには、山間部と沿岸部で採れる巣の2種類があります。
沿岸部で採れるツバメの巣は、大気中から微量な塩分が混ざってしまいますが、山間部のツバメの巣は汚染された空気の影響がありません。
山間部のツバメの巣が高品質で希少価値が高いのはこのためです。 |
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■燕巣(ツバメの巣)に含まれる成分 |
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栄養学の分析から、ツバメの巣の成分は水溶性タンパク質が60%、多種のアミノ酸(シアル酸)と水分が10%、他にカルシウム、ビタミン、カリウムなどのミネラルも含まれており、児童の発育を助長し、病後と産後の回復を速める働きがあります。 |
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燕巣(ツバメの巣)は、人の免疫機能と関わる「シアル酸」や、美容に効果があるとい |
われる「E.G.F.様物質(表皮成長因子)」、コラーゲン、ヒアル |
ロン酸、エラスチンをつくる源となる細胞「F.G.F.(線維芽細胞増殖因子)」が含まれています。
◎ シアル酸
◎ EGF
◎ FGF |
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■燕窩のシアル酸 |
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燕窩には、人の免疫機能と深く関わるシアル酸が豊富に含まれています。
シアル酸とは、細胞表面の糖鎖末端に存在する糖の一種(酸性糖)になります。
各細胞に伝達する役割をもっており、このアンテナのような働きが紫外線の影響や年齢と共に劣化すると、細胞同士の情報伝達がとれなくなり、細胞に大きなダメージを与えるため、シミ、シワ、たるみなど老化の原因になります。 |
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シアル酸の健康効果 |
◎ 免疫力を高める効果
◎ 美肌効果
◎ 育毛を促進する効果
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シアル酸を含む食品 |
○ ツバメの巣
○ 牛乳
○ 鶏卵 |
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■シアル酸について |
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シアル酸燕窩には、糖鎖栄養素を補うシアル酸が豊富に含まれています。しかし、シアル酸は日常の食生活では摂取が困難です。
摂取可能な食材には、燕窩やローヤルゼリーなどに限られており、燕窩にはローヤルゼリーの約200倍のシアル酸が含まれています。
人間のカラダは日々、活性酸素と戦っています。そもそも老化とは、活性酸素に対抗する抗酸化物質 が減少していく結果によるものです。シアル酸は美の司令塔として、コラーゲンやヒアルロン酸が必要な所を誘導してくれます。従来のヒアルロン酸やコラーゲンを飲み続けても効果が発揮出来ない方は、大事なシアル酸が不足している要因も考えられるのです。 |
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